2024/07/18 14:06




代表の浜出理加による天然回帰のバスアメニティへの想いや誕生秘話を皆様にお届けします。

使うものにこだわるようになった40代


子供時代から、何かに執着したり、そんなにこだわりが強い方ではなかった。
それでも40代に入って、ふとした事ではじめたアロマの勉強。
そこから手作り石鹸にはまり、今も自分でつくった石鹸でダブル洗顔をして、クレンジング剤も使っていない。
何より1日の終わりに極上の泡や天然の香りに埋もれることが、心の底から気持ちいい感じて癒されていた。

そのうちに使用するオイルの種類で、泡立ちや洗い上がりが全く違うということに気づいて、
そこからオイル美容についても学びを深めてきた。
もちろん食べるオイルも選ぶようになり、家にはお気に入りのオリーブオイルと亜麻仁油が常備されるようになった。
でもこれでなきゃダメってわけでもなく、自分が使って心地よいから続けているだけ。
だから、この世で一番好きな食べ物であるポテチも食べるし、ジャンクなものの大好き。

嗅覚はより敏感な感覚器


でもね…嗅覚だけはいつの間にか戻れなくなってきた。
バブルの時代にあんなに買いあさった香水も、今は匂いがきつすぎて無理。
合成香料が悪とは思わないけど、ずっと強い香りをかぎ続けることが、
脳が疲れる原因になっていることにどれだけの人が気づいているだろう。

軽いのにまとまる!初のバスアメニティの魅力はアップサイクルだけじゃない

そんな私たちが、初めてバスアメニティを開発した。
天然回帰というブランドで、東北の未利用資源をアップサイクルした素材を活用したことばかり伝えている気がするけど、
実は中身もとてもすばらしいのだ。

今回開発するにあたり、OEM先の方と沢山の商品についてディスカッションしました。
ここのテクスチャーは好きだとか、洗い上がりはこんな感じ、泡はもっちりとしたいとか…
そこで初めて知ったのが、シャンプーの界面活性剤の種類によって、地肌や髪が弱っていく可能性があるというのだ。
はじめは「ほんとにそうなんだろうか?この人たちは価格を上げるために言っているのでは」という
ひねくれた考えもあったりしたが、あがってきた試作品は、それはそれは素晴らしかった。
わざとらしい「しっとり感」もなく、それでいて、ドライ後もパサつかない。
いわゆる「軽いのにまとまる」感覚…(宣伝みたいw)
なぜだろう…とそこで改めて成分について深く知ることになる。

メディテーションシャンプーはなぜ髪によいのか

天然回帰のシャンプーには、髪のたんぱく質を変性させるサルフェートフリーであること。
そして、サロンレベルのシャンプーで採用される上質な界面活性剤が採用されている。
サルフェートとは「硫酸塩」と訳され、硫酸系化合物を指します。
洗浄力は強い一方で、ケラチンというたんぱく質で構成される髪へのダメージは大きいとされ、
使い続けると髪が弱っていくと言われます。
 
いわゆる両性界面活性剤を配合するとは、地肌にも髪にも優しく洗い上げるということだそうだ。
開発中から今も、日々天然回帰を使い続けた結果…
髪つるつる~みたいなわかりやすさはないものの、確実に髪のまとまりやすさが実感できる。
 
ここ数か月、出張などでホテルに宿泊することが多くなって、備え付けのアメニティを使うことが多く、そこでハッと気づいた。
開発中に私が使い心地がよいと感じたとあるシャンプー、1年を経て使ったところ、ドライ後のまとまりの悪さが際立った。
(今思えば、それをベンチマークしなくてよかった)
天然回帰を使い続けなければ、恐らく気づきもしなかったかもしれない。
 
そんなにこだわりのない私でも実感するほど、洗い上がりが違うのだ。
私の中の当たりまえのレベルが知らずに上がっていたことに驚きを隠せない。
今回開発したシャンプーは、人からは「高い!使い続けられないよ」「高いシャンプー使う意味ある?」とスルーされることも多い。
私も恐らくお客様の立場だったら、そう言っていたと思う。
 

1日5分…それでも10年続けたら大きな変化が起こるはず


使い続けることで、こんなにも変わる。
小さな積み重ねが、当たり前だったことの質を1年かけてあげてくれたと実感している。
これ、5年続けたら?10年続けたら?
きっと人生の質まで変わるような気がしている。
大げさだけど、小さなこだわりの積み重ねが人生を豊かにするのだと感じている。
私たちのバスアメニティは、未利用資源活用という素晴らしい背景が表に立ちやすい。
でもシャンプーとして、自信をもって人に進めることのできるレベルだと胸を張ることができる。
もちろん、「街を、人を、香りで幸せに」する私たちがつくるプロダクトだもの、天然の香りも自信をもっている。
 
1日5分だけでいい。
忙しい隙間のない1日に、バスタイムを瞑想時間にしてほしい。
天然の香り、素材の背景にある生産者の想い、洗っているときの泡立ち、髪どおり…意識してみてほしい。
それだけできっと人生の質があがると信じている。